こどもが生まれてからはずっと専業主婦でした。いつも家にいるお母さんです。だからたまに仕事や勉強会で家をあけることは息子にとっては不自然であまり心地よくないことのようでした。露骨に嫌がることもしばしばありました。
「今日はいないんだね」
「また出かけるの?」
などと言われるたびに責められているような気がしてしまうのでした。
今日、1月のセミナーの構想を練っていると息子が来て言いました。
「お仕事の勉強好き?」
「うん、大好き」
「よくやるね」
「うん、飽きないんだよね」
顔を見るとなんだか呆れているようにも寂しそうにも見えたので思い切って聞いてみました。
「お母さんが働くの、いや?」
「別にいやってわけじゃないよ」
「でも家にいないこともあるよ」
「それはそうだけど」
「じゃあ、お母さんが働くことどう思う?」
・・・・・・どんな答えが返ってきたと思いますか?
「働くお母さんは僕の誇り」
ですって!!!!!!!!!!
こちらが思うほど、深い意味はないのかもしれない。
たまたま文脈に合いそうなことばを使っただけかもしれない。
意味わかって使ってるんじゃないかもしれない。
などとぬか喜びしないために色々差し引いても、息子のこのことばは私の胸のど真ん中を射抜きました。
息子が人の気持ちを計算できないのを知っているので、私をおだてるために言っているのでないことは明白です。それで余計に嬉しかったのかもしれません。
仕事も、お母さんも、奥さんも全部離さずにやっていこう!
出来ないことはたくさんあるかもしれないけど、全部を手にしている幸せに心から感謝してこれからも進んでいこうと思ったのでした。